お店の雰囲気はお漬物を売っているお店っぽくないですが、どのような思いがあるのですか?
この空間で漬物を通して語らっていただけることが、我々の喜びであります。
お客様が漬物のプレートを見て、会話が弾んで、笑顔が増えればいいなと思っています。漬物を通じて、いつもお客様のそばにいたい、寄り添っていたいですね。
近年、漬物離れが進んでおりまして、ずいぶん食べられなくなってきたんですよ。こんなご時世なので、お財布の紐が固くて。食卓でメインディッシュがあって、ご飯があって、お味噌汁があって、最初に削るのは漬物なんですね。サラダは健康管理のためにとらなければいけない、漬物はいらないという方が多いんですよ。
でも、やっぱりご飯には漬物でしょう。漬物でもお野菜と同じくらい栄養をとれますので、いろんな形でお客様に提案していきたいですね。
取手に元気がないと感じていますので、少しでも元気にしたいという思いがあります。この素晴らしい地に生まれてきたので、恩返ししたいという思いもあります。そういう意味でも、受け継いで、つなげていきたいなと。
日本の元気は中小企業にかかっていると思うんですよね。秩序を守って日本人らしくていいのかなと思う反面、我慢するだけではなく、リスクを負って戦っていかないと。
この仕事を見て、僕らより下の世代がいいなと思うかですよね。いいなと思ってもらえる仕事、町づくりをしていかないといけませんよね。そのためにここで骨をうずめて、頑張っていきたいなと思っています。
これから起業する人、独立する人にエールをお願いします。
リスクは取るべきですよ。無理なものを背負っちゃダメですが、ハングリー精神がないと。受け身ではダメだと思うんですよね。身の丈に合ったハングリー精神を持つべきですよ。
リスクを楽しむような度量を持って、みんなで取手市を元気にしていきましょう。